民泊の集客といえば、「Airbnb(エアビー)」を真っ先に思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
Airbnbは世界中で高い知名度を持ち、民泊運営において重要な集客チャネルのひとつです。
しかし、民泊を事業として考えた場合、ひとつのプラットフォームだけに集客を依存することにはリスクがあります。
そこで、沖縄で民泊を運営するオーナー様に検討していただきたいのが、Booking.com(ブッキングドットコム)の併用です。
Airbnbとは異なるユーザー層にアプローチできるだけでなく、集客経路を複数持つことで、民泊経営そのものの安定性を高めることにもつながります。
今回は、民泊運営にBooking.comを取り入れるメリットや活用する際のポイントについて解説します。
Airbnbだけに依存する民泊運営にはリスクがある
Airbnbは民泊集客において非常に重要なプラットフォームですが、集客のほとんどをAirbnbだけに頼っている場合、プラットフォーム側の状況によって予約や売上が大きく左右される可能性があります。
特に注意したいのが、レビューや施設評価の影響です。
民泊の売上を安定させるためには、
「どのOTAから予約を獲得するのか」
という販売チャネルそのものを分散しておく視点が重要になります。
その選択肢のひとつがBooking.comです。
Booking.comを活用する4つのメリット
1.アカウント停止による収益リスクを分散できる
AirbnbとBooking.comの大きな違いのひとつが、レビューや評価に対する考え方です。
Airbnbでは、ゲストから低い評価が続いた場合などに、リスティングが非表示になったり、アカウントに厳しい措置が取られたりする可能性があります。
もしAirbnbだけで集客していた場合、施設ページが表示されなくなれば、そこからの予約が突然途絶えることにもなりかねません。
一方、Booking.comでは、低い評価がついたからといって、直ちに施設が削除されるわけではありません。
もちろん評価が低下すれば予約への影響は考えられます。
それでも、価格調整や施設運営の改善などを行いながら、評価を立て直していく余地があります。
民泊を不動産投資や事業として運営するオーナー様にとって、一つのOTAで問題が起きても、別のOTAから予約を獲得できる状態をつくっておくことは重要なリスク対策になります。
2.一棟貸しの民泊にもBooking.comを活用できる
以前はBooking.comというと、ホテルや少人数向けの部屋に強いイメージを持つ方も多かったかもしれません。
しかし、現在は戸建てなどの「一棟貸し」の施設でも、Booking.com経由で予約が埋まるケースが出てきています。
これは民泊オーナー様にとって大きなポイントです。
沖縄には国内外からさまざまな目的を持ったゲストが訪れます。
Airbnbを利用するゲストだけでなく、普段からホテル予約などでBooking.comを利用しているユーザーにも施設を見てもらえるようになるためです。
つまりBooking.comへ掲載することで、Airbnbだけでは接点を持ちにくかった新しいゲスト層へアプローチできる可能性があります。
特に一棟貸しや戸建て民泊を運営している場合でも、
「Booking.comはホテル向けだから」
と最初から選択肢から外してしまう必要はありません。
施設との相性を確認しながら、販売チャネルのひとつとして検討してみる価値があります。
3.Booking.com独自の販売施策を活用できる
Booking.comで予約を増やすためには、単純に施設を掲載するだけではなく、プラットフォームの特徴を理解した運用が重要です。
Airbnbに検索順位や予約獲得のための工夫があるように、Booking.comにも独自の仕組みがあります。
そのひとつが、「Genius(ジーニアス)」と呼ばれるロイヤリティプログラムです。
また、料金を単純に値下げするだけではなく、プロモーションを活用しながらユーザーにお得感を伝える方法もあります。
Booking.comに掲載したものの、
「思ったほど予約が入らなかった」
という理由だけですぐに撤退するのではなく、設定や販売方法を見直していくことが大切です。
OTAごとの特徴を理解し、施設に合った料金やプロモーションを設定することで、予約獲得につながる可能性があります。
掲載することと、Booking.comを使いこなすことは別物です。
民泊の稼働率を高めるためには、それぞれのOTAの特徴を理解した運用が求められます。
4.Booking.comの今後の展開にも注目
Booking.comにも、もちろん注意しておきたい点があります。
これまでには支払い遅延に関する問題や、Agoda(アゴダ)経由での料金変動、ダブルブッキングなどが話題になったこともありました。
そのため、Booking.comを利用する際にも、
「掲載して終わり」
ではなく、料金や予約状況を適切に管理していく必要があります。
一方で、Booking.com側もこうした問題への改善を進め、日本の民泊市場にも力を入れていく姿勢が見られます。
ホテルだけではなく、多様な宿泊施設がBooking.comを利用するようになれば、民泊施設にとっても新しい集客機会が広がっていきます。
今後の動向を確認しながら、早い段階からBooking.comの運用ノウハウを蓄積しておくことも、民泊経営におけるひとつの選択肢です。
Airbnb+Booking.comで民泊の集客チャネルを増やす
民泊の集客で大切なのは、
「AirbnbとBooking.comのどちらが優れているのか」
という二者択一ではありません。
重要なのは、施設に合った複数の集客チャネルを持つことです。
Airbnbから予約を獲得しながら、Booking.comからも異なるユーザー層へアプローチする。
複数の販売窓口を持つことで、一つのOTAだけに依存する状態を避けられます。
さらに、それぞれのOTAで料金設定やプロモーションを工夫することで、施設全体の稼働率を底上げできる可能性があります。
これが、民泊運営における「マルチチャネル」という考え方です。
まとめ|Booking.comを活用して民泊集客の可能性を広げよう
Airbnbは民泊運営に欠かせない重要な集客チャネルです。
しかし、安定した民泊経営を目指すのであれば、Airbnbだけに依存するのではなく、Booking.comなど複数のOTAを活用することも検討する必要があります。
Booking.comを活用することで、
- Airbnbへの集客依存を減らせる
- 異なるゲスト層へアプローチできる
- 一棟貸しの販売機会を広げられる
- Booking.com独自のプロモーションを活用できる
といった可能性があります。
ただし、Booking.comも掲載すれば自動的に予約が増えるわけではありません。
施設の特徴やターゲットに合わせて、OTAごとの料金設定やプロモーション、販売方法を継続的に改善していくことが重要です。
民泊ラボでは、各プラットフォームの動向やOTAマーケティングを踏まえながら、施設ごとの特性に合わせた販売戦略を考えています。
「自分の施設でもBooking.comを始めてみたい」
「Airbnbだけの集客から脱却したい」
「民泊の稼働率や収益をもっと改善したい」
というオーナー様は、民泊ラボのお問い合わせフォームまたは公式LINEからお気軽にご相談ください。
一つひとつの施設に合わせて、より良い民泊運営を一緒に考えていきます。

